Jira Software では、変更を行うと製品の動作に影響を及ぼすフィールドは編集がロックされており、必須入力の設定や既定値の設定を行なっていただくことができません。例えばロックされたシステムフィールドは以下のフィールドが挙げられます。
Epic Link
Epic Name
Epic Status
Sprint
Start date その他多数あり
これらのフィールドでも、必須入力の設定や既定値の設定を行なっていただく回避策がございますので、本記事にてご紹介いたします。
ここでは、課題作成時に Sprint フィールドを必須入力にする設定例をご紹介いたします。次の例では、課題作成時のワークフローにて、Sprint フィールドに値が設定されていない場合、エラーメッセージを表示させる設定を追加します。
対象のプロジェクトのワークフローを編集モードで開きます。
課題作成時のトランジションをクリックし、検証 をクリックします。
バリデーターを追加 をクリックします。
フィールドで必要とされるバリデーター を選択し、追加 ボタンをクリックします。
Sprint フィールドを必須フィールドに追加し、Error message (optional): には適宜、画面に表示させるエラーメッセージを記載してください。
ワークフローの下書きを公開してください。
Sprint フィールドを空のまま課題作成を試み、設定したエラーが表示させるかを確認してください。
ここでは、Automation for Jira を用いて課題作成後に Start date フィールドを既定値に更新する設定例をご紹介いたします。Automation for Jira を用いる理由といたしましては、フィールド更新が失敗した際のログを確認でき、またフィールド更新を行う条件を設定することができるためです。以下の例では、Start date フィールドが空の場合のみ、デフォルト値を設定するようなルールとなっており、ユーザーが必要に応じて Start date を設定していた場合、システムで上書きしてしまうことを回避することができます。
新しいAutomationルールを作成します。
いつ: 課題の作成時 をトリガーに設定します。
条件: 課題はJQLと一致します を設定し、JQLには「フィールドが空である場合」を設定します。※本設定は必要に応じて追加してください。
'Start date' is EMPTY
アクションには その場合: 課題フィールドを編集 を設定し、フィールド Start date に適切な日付を入力します。使用できるスマートバリューにつきましては スマート バリューを使用した日付の操作とフォーマット をご参照ください。
Start date フィールドを空のまま課題作成を試み、指定した日付が入力されていることを確認してください。
以上のように、課題作成後の操作についてはワークフローの事後操作や、Automation for Jra を用いて行うことができます。ぜひ、ご活用ください。
K_ Tajima
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